株式会社富士経済は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う在宅時間増でペットと触れ合う時間が増え、拡大が続くペット関連商品の国内市場を調査し、その結果を「2022年 ペット関連市場マーケティング総覧」にまとめました。
この調査では、ペットフード10品目、ペットケア用品10品目、ペット生活用品10品目の市場を調査・分析し、将来の市場を予想するとともに、注目市場として、ペット保険、IoTヘルスケアサービス、猫用爪とぎ、外出時糞処理袋の動向を明らかにしました。さらに、新たにECチャネルの製品トレンドやECサイトのポジショニング分析、原材料高騰への対策についても整理しました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「2022年 ペット関連市場マーケティング総覧」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
ペット関連商品の国内市場
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2021年 |
2020年比 |
2024年予測 |
2021年比 |
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ペット |
3,963億円 |
104.8% |
4,391億円 |
110.8% |
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ペット |
836億円 |
101.1% |
880億円 |
105.3% |
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ペット |
473億円 |
105.3% |
509億円 |
107.6% |
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合 計 |
5,271億円 |
104.3% |
5,781億円 |
109.7% |
※市場データは四捨五入しています
2021年の市場は前年比4.3%増となりました。コロナ禍をきっかけにペットと過ごす生活の需要が高まり市場が大きく拡大した前年の反動で縮小が懸念されましたが、ペット飼育のニーズが続いたことで、全てのカテゴリーで前年を上回りました。また、犬の飼育頭数増が減少傾向にある一方、猫は増加しており、キャットフードやキャットスナックなどの伸びが続いています。
ペットフードは、キャットフードやドッグフードを中心に市場が形成されています。ドッグフードは犬の飼育頭数減少などにより縮小していますが、キャットフードは近年の猫ブームにより飼育頭数が増加し、メーカーも注力度を高めていることから大幅に伸びました。また、スナックはキャットスナックと犬用ウェットおやつ(その他スナック(犬用)に含む)が好調だったことで大きく伸長しました。2022年以降もスナックの伸びがペットフード市場の拡大に寄与するとみられます。
ペットケア用品はトイレ/トイレ用シーツと猫砂の規模が大きいです。システムトイレ関連製品の好調や、猫の飼育頭数増によって伸びており、2021年の市場は前年を上回りました。また、衛生意識の高まりによってペット用トイレタリーや消臭剤/脱臭剤が、マナー意識の高まりでオムツが、今後伸びていくとみられます。
ペット生活用品は、ペットとのコミュニケーションツールである玩具のほか、新規のペットオーナーが増えたことで、スターターキットとして食器/給水器が伸びています。また、コロナ禍での観賞魚飼育が改めて注目されたことで水槽/周辺器具/水質調整剤なども伸長しました。今後はペットとのコミュニケーション時間の増加を受けて、ブラシ/クシ、玩具などの伸びも期待されます。
◆注目個別市場サマリー
1.スナック【ペットフード】
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2021年 |
2020年比 |
2024年予測 |
2021年比 |
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全体 |
877億円 |
113.9% |
1,115億円 |
127.1% |
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キャット |
339億円 |
123.3% |
518億円 |
152.8% |
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その他スナ |
107億円 |
139.0% |
166億円 |
155.1% |
※キャットスナック、その他スナック(犬用)は全体の内数です
犬・猫の間食やしつけなどの目的で給餌されるスナック類(おやつ)を対象としており、ジャーキー(犬用)、ガム(犬用)、ビスケット(犬用)、その他スナック(犬用)、キャットスナックで構成されます。その他スナック(犬用)はパンや海産物、チーズ、ケーキ、ゼリー、犬用ウェットおやつ、フリーズドライの野菜や果実、犬猫兼用スナックなどを対象としています。キャットスナックは「猫用」として展開している製品はすべて対象としています。
2021年はすべての品目が前年を上回り、中でもキャットスナックとその他スナック(犬用)の市場は前年比10%以上の伸びとなりました。
キャットスナックは猫用のウェットおやつが特に好調でした。メーカーや小売店においても注力度が高く、今後も伸びは続くとみられます。その他スナック(犬用)は近年犬用のウェットおやつが発売されて需要開拓が急速に進みました。犬の飼育頭数が減少していますが、犬用ウェットおやつの好調で伸びています。
スナックは、新たな製品形状、利用目的、利用シーンの提案次第で開拓の余地が残されており、好調な犬用ウェットおやつや、キャットスナックを中心に伸長が予想されます。
2.オムツ【ペットケア用品】
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2021年 |
2020年比 |
2024年予測 |
2021年比 |
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70億円 |
107.7% |
82億円 |
117.1% |
ペットの粗相、マーキング防止のためのマナー用オムツ、および高齢犬の失禁に備えた介護用オムツを対象とします。ハーネスやホルダーと合わせて使用する製品は、取り替え用パッドのみを対象とします。
2021年の市場は70億円となりました。近年は、外出時のマナー用途での使用機会が増加していることに加え、おむつ着用を求めるドッグランなどの施設が増えていることも市場拡大の要因です。
マナー用途では衣服に近い感覚での着用が増え、メーカーはデザイン性の高い製品で差別化を図っているほか、大型犬用や猫用などバリエーション拡充も進んでいます。また、介護用はペットの高齢化が需要増加の要因となっています。
3.水槽/周辺器具/水質調整剤【ペット生活用品】
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2021年 |
2020年比 |
2024年予測 |
2021年比 |
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139億円 |
108.6% |
146億円 |
105.0% |
水槽および周辺器具、水質調整剤を対象とし、セット水槽およびセット水槽に付属されている周辺器具やその他の用品も含みます。
巣ごもり生活を背景に、自宅で楽しめる趣味として観賞魚飼育が再注目され、2020年に市場は拡大に転じました。2021年も引き続き好調で、水槽、周辺器具、水質調整剤いずれの市場も伸長しました。また、新規飼育者の離脱防止に向け、飼育する上での手間の低減や飼育失敗を防ぐための製品開発が活発化しており、今後も堅調な伸びが期待されます。
4.IoTヘルスケアサービス【ペット関連注目市場】
IoT関連製品やサービスは、これまで国内大手企業による事業参入が複数みられましたが、大規模な市場形成には至りませんでした。これまでは海外からの輸入品を中心に市場が形成されてきましたが、近年、独自のAIを活用した飼い主とペットのコミュニケーションプラットフォームサービスが提供され、企業をまたいだ協業による新サービス提供など、ビジネスモデルの構築が進み注目度が高まっています。デバイスの改良や価格設定など複数の課題はありますが、これらを克服することで、今後、徐々に利用者増加が予想されます。
5.ECの動向
ペット関連商品のEC販売は、コロナ禍における巣ごもり需要を追い風に伸長が続いています。
今までは大手ECモール型通販サイト中心の市場でしたが、近年はメーカーや小売店が独自の通販サイトで展開するケースが増えているほか、パーソナライズ化されたペットフードなど、ECならではの取り組みも見られ、利用者は着実に増加しています。
【参考】本記事で使用した「2022年 ペット関連市場マーケティング総覧」に掲載している調査対象市場
ペットフード
- ドッグフード
- キャットフード
- プレミアムフード
- スナック
- 観賞魚用フード
- 小鳥・観賞鳥用フード
- 小動物用フード
- サプリメント
- ミルク
- 療法食
ペットケア用品
- 猫砂
- トイレ/トイレ用シーツ
- オムツ
- ペット用トイレタリー
- しつけ剤
- 消臭剤/脱臭剤
- 防虫剤/殺虫剤
- シャンプー類
- イヤークリーナー
- デンタルケア用品
ペット生活用品
- 首輪/胴輪/引紐
- ベッド/マット/ヒーター
- ケージ/サークル/ゲート
- キャリー
- ブラシ/クシ
- 食器/給水器
- 玩具
- 衣類
- 水槽/周辺器具/水質調整剤
- 家庭用ペットバリカン
ペット関連注目市場
- ペット保険
- IoTヘルスケアサービス
- 猫用爪とぎ
- 外出時糞処理袋
◆本記事は「2022年 ペット関連市場マーケティング総覧」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。