株式会社富士経済は、近年タンパク質摂取の理解が進み、プロテインブームにより大幅な拡大を遂げたタンパク補給食品12品目の国内市場を調査し、その結果を「タンパク補給食品市場 2023 有望カテゴリー将来予測とプロテインブームの今後」にまとめました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「タンパク補給食品市場 2023 有望カテゴリー将来予測とプロテインブームの今後」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
タンパク補給食品の国内市場
2015年以降各種メディアでタンパク質摂取についての情報発信が増加し、プロテインブームが起こりました。筋トレの話題性も高まり、ライトユーザーを獲得したことで一部のヘビーユーザーが大半を占める構造が変化し、市場は2020年には2,000億円を突破し、ブームは2021年ごろまで続きました。
コロナ禍においては、コロナ太り解消需要が発生したほか、メディアやインフルエンサーを通じた情報発信で新規ユーザーが増加しました。特にテレビ番組で特集されたことにより新規ユーザーを多く獲得し、2021年まで二桁増が続きました。
これまではプロテインブームの影響でライトユーザーが増え、新商品も活発に発売されたことでほとんどの品目が大きく成長してきましたが、2022年以降は一部ライトユーザーの離脱から前年を下回る品目も出てきています。一方で、ブームにより獲得したユーザーがリピーターに成長しているケースもあり、市場は今後も小幅ながら拡大が続くと予想されます。ブーム後の急激な市場縮小を避けるために、メーカー側ではライトユーザーをミドル・ヘビーユーザーへ育成していくことが重要です。
◆注目個別市場サマリー
めん、スープ類、豆腐加工品、その他加工食品(調味料、チーズなど)
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2022年 |
2023年見込 |
前年比 |
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めん |
35億円 |
38億円 |
108.6% |
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スープ類 |
13億円 |
15億円 |
115.4% |
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豆腐加工品 |
11億円 |
13億円 |
118.2% |
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その他加工食品 |
14億円 |
14億円 |
100.0% |
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合 計 |
72億円 |
80億円 |
111.1% |
※合計は四捨五入しています
加工食品では減塩や糖質カットが主要な健康訴求であり、タンパク質強化を訴求した商品は、タンパク質摂取の重要性が認知される2010年代半ばまで存在しませんでした。プロテインブームで消費者の認知が進んだことでシニア層を中心に米飯やスープなど食事メニューの市場が形成されました。
2020年には豆腐バーなどの新たな形態の商品が登場し、シニア層以外の需要も獲得して市場は前年の3倍以上に拡大、2021年も新商品のヒットが寄与し前年比2.5倍以上の規模に達しました。2022年は伸びが一段落しましたが堅調に推移しました。
普段の食事からタンパク質を摂取できるため、ゼリーやドリンク、バータイプと異なりシニア層の需要を獲得しています。シニア向け商品は大ヒットが少ないですが、ユーザーの飽きが少なくリピート購入が期待できることが利点であり、プロテインブームの一段落後もサルコペニア(加齢による筋肉量減少および筋力の低下)予防という新たな健康認識の広がりが見られるため、それぞれ市場拡大が予想されます。
【参考】本記事で使用した「タンパク補給食品市場 2023 有望カテゴリー将来予測とプロテインブームの今後」に掲載している調査対象市場
対象品目
- プロテイン
- 食事代替ダイエット食品
- MRP(ミールリプレイスメントパウダー)
- サラダチキンちくわソーセージ類
- その他加工食品
- プロテインドリンク
- パウチプロテインゼリー
- プロテインデザート
- プロテインバー
- その他菓子シリアル
- 経口栄養流動食
- 大人向け粉ミルク
◆本記事は「タンパク補給食品市場 2023 有望カテゴリー将来予測とプロテインブームの今後」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。